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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

女優評 林志玲(リン・チーリン) レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― (2009) 

林志玲リン・チーリン) 不思議な艶っぽさ。
 
林志玲
中国版ポスターから

 「レッドクリフ」2部作、台湾のトップモデル林志玲氏(リン・チーリン)初の長編映画デビュー作という事になるのだろうか。(余談1)
 
 モデルだけあって足が長く背が高い。映画のプレゼンで来日した光景をTVで観たことがあるが、私と同じくらいの背丈と思う。(私は173センチ)映画では周囲の俳優が大柄なので中肉中背のようなイメージをもってしまうが、スタジオでは大柄なのにビックリする。年齢は30代半ば、5歳以上は若く見える。

 不思議な魅力だ。良妻賢母型の美女として出演しているのだが、大人の魅力を振りまくというよりは少女のようにキュートでもある。しかしギャルではなく成熟した女性の魅力も湛えている。知的で清楚なイメージなのだが、同時に発情期の魅力もたっぷりだ。
 周瑜が屋敷で剣舞をやっている時に、文机の前で林志玲氏は日本でも馴染みがある孫子の「風林火山」を唱える場面は美しい。

 三国志は男の物語だとよく言われている。女性についての記述があまりにも少ないからだ。もともと中国は日本以上に男尊女卑の激しい国で、歴史の表舞台に登場するのは則天武后や西太后といった激しい男社会の権力闘争に打ち勝ち悪女として生き残った者ばかりだ。だからそんな男社会の三国志をそのまま映画化しても、世界の鑑賞者は納得してくれない。
 少ない記述から話を膨らまし、お飾りのヒロインではなく、物語の重要な局面に関わる強いヒロインとして活躍させねば、現代人は納得しない。そういう意味で、三国志演義では男勝りで有名な孫権の妹尚香は必ず出さなくてはならない女性キャラであり、小喬の脚色も必要だろう。(余談2)
 
 キャスティングは当たりである。女優たちのキャラに合致している。少年的な魅力でお騒がせ女優でもある趙薇氏(ヴィッキー・チャオ)はやはり尚香だし、林志玲氏は尚香でも悪くはないがモデルや司会者で著名、秘書にしておきたいような雰囲気となれば小喬を演じるのが妥当だ。

 これからどんな役をこなしていくのか楽しみである。

(余談1)林志玲を拼音で表記すれば「Lín Zhìlíng」となる。カタカナで表記するのはちと難しい。強いて言えば、「リン・ズィリン」が一番近いのだろうか? 少なくとも「リン・チーリン」では通じない。下手をすれば、日本語で「リン・シレイ」と言ったほうがまだ良いかもしれない。
 いつも思うのだが、中国人の名前は漢字で表記するべきだ。韓国朝鮮人の場合は、漢字表記を廃止もしくは廃止に近い状況であり、原音に近い呼称を求めるのでやむを得ないが、中国人の場合は地方によっては独語と英語くらいの隔たりがあるから気にしない。日本人の名前を中国人も中国語音で呼ぶからお互い様なのだ。

 漢字で表記すると、凛として玉のように美しい女性の名前である事が解る。まさに名は体を現す典型だ。玉のように美しい女性であるとの評判、またカナダの大学へ留学して経済と美術の学位を取るなどの才女ぶり、「志玲」はピッタリだ。
 だからカタカナで表記されると感覚がわからなくなるのだ。漢字文化をもっと大切にするべきだ。

(余談2)孫権の妹尚香を演じた趙薇氏も林志玲氏とほぼ同世代。
 作中で曹操軍に潜入中の尚香が「デブ助」と渾名される場面がある。孫権の陣に戻って肌襦袢姿になる場面でスレンダーなプロポーションを披露しているが、過去にストレスからなのか激太り事件を起こしている。趙薇氏は中華芸能界ではお騒がせ女優として有名だ。「デブ助」は事情通には大笑いだろう。
 

 
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[ 2009/12/04 22:53 ] 映画・・女優評 | TB(0) | CM(0)
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