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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「鴨川ホルモー」 寂しさをまぎらわす時に〔19〕 

鴨川ホルモー」 
京都を舞台にした奇天烈オカルト合戦

 


【原題】
【公開年】2009年  【制作国】日本国  【時間】113分  【監督】本木克英
【原作】万城目学
【音楽】周防義和
【脚本】経塚丸雄
【出演】山田孝之(安倍明)  栗山千明(楠木ふみ)  濱田岳(高村幸一)  石田卓也(芦屋満)  芦名星(早良京子)  斉藤祥太(三好(兄))  斉藤慶太(三好(弟))  渡部豪太(松永)  藤間宇宙(紀野)  梅林亮太(坂上)  和田正人(清森平)  趙民和(柿本赤人)  三村恭代(竜造寺富子)  大谷英子(細川珠美)  オジンオズボーン(上回生)  中林大樹(-)  佐藤めぐみ(立花美伽)  甲本雅裕(-)  パパイヤ鈴木(鈴鬼玄斎)  笑福亭鶴光(ホルモー解説者)  石橋蓮司(居酒屋「べろべろばあ」店長)  荒川良々(菅原真)
    
【成分】笑える 楽しい かわいい コミカル ラブコメ プチオカルト カルト 大学 京都
  
【特徴】京都を舞台に繰り広げる京大生たちのオカルトドタバタ喜劇。オール京都ロケで陰陽道の香り豊かに謎の競技ホルモーを繰り広げる。
 山田孝之氏が少し冴えない貧乏学生を好演、大人しい好青年キャラガ続いた石田卓也氏が強面マッチョなキャラを巧く演じ、栗山千明氏の憤怒の顔が素敵。荒川良々氏と石橋蓮司氏の存在が舞台を面白くしている。
  
【効能】伝統と学生の街、京都の魅力が堪能できる。大学時代に回帰させてくれる。
 
【副作用】ただのこじんまりとしたおバカ映画で拍子抜けする。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。  
京が好き、栗山千明が好き、だから観た!

 この手の映画は映画館はパスしてDVD化を待つものなのだが、これを映画館へ行って観た理由は至極単純である。私は京都が好きだ。大学も京都産業大学近くにある某大学美術学部マンガ専攻を受けて落っこちた。(余談1)栗山千明氏は我が故郷を舞台にした映画「死国」からファンである。
 また大学時代はクラブ活動というものを殆ど経験せず、コンパにも殆ど参加しなかった。休みになると1人でチャリンコ旅行に出かけていたので、映画にあるような「充実」した学園生活はおくってこなかった。だから作中にあるような男臭そうな下宿や部室、キャンパス内での集団奇行、大学にある漢文調の古文書、OBが経営する摩訶不思議な居酒屋に強い憧れを抱く。(余談2)

 映画なので、もっと京都全体を巻き込み、京大・立命館・京産・龍谷の4校入り乱れての応仁の乱みたいな大合戦を期待していたのだが、意外に原作に沿った内容で、しかもこじんまりとした学内紅白戦にとどまった。これは拍子抜けしたが、映画の雰囲気は非常に好きだ。
 落ち着いているが飄々としてつかみ所の無い青龍会会長荒川良々氏、タイツメンの人の良さそうな高校生から一転して体育会系のイカついボンボン石田卓也氏、石田氏が以前やっていたようなキャラを山田孝之氏、意外にまともな茶筌髷の濱田岳氏、無難にギャルを演じた芦名星氏、もっと出番がほしかった佐藤めぐみ氏、もっとクセの強い怪演が観たかった石橋蓮司氏、石橋氏には「べろべろばぁ」に引き篭もらず白い狩衣に立烏帽子姿でホルモーに乱入してほしかった。
 そして平素はクールな栗山千明氏、「ゲロンチョリー!(潰せ、いてこませか)」と手下のオニに命じる憤怒の顔はパーフェクト、美しい。(余談3)
 
 京風オカルトチックなスポ根ラブコメ学園生活、個人的にこの世界は好きだ。

(余談1)現在、その大学の美術学部マンガ専攻は藝術学部マンガ学科に昇格している。私は大阪の藝術系大学に通った。京都の学生として鴨川沿いの桜並木を散策したかった。

(余談2)当時は「イッキ!イッキ!」の掛声とともに一気飲みするのが流行っていて、酒が好きだった私はそんなバカな飲み方をする連中にムカついた。飲み慣れていないくせに安い焼酎を一升瓶でラッパ飲みするなんてバカだ。案の定、悪酔いする者が続出し、介抱してばかりだった。おっと、当時私は18だった。
 身体のことを考えると、今の若者には良い酒を飲ませるべきかもしれない。悪い酒ばかり飲ませたら、それが標準になってしまう。日本の酒文化のことを考えたら、中卒から酒について教育すべきだ。

 私の大学では、辮髪姿や旧日本陸軍の格好などでキャンパス内を闊歩する者がいた。また忍者研究会が忍者の格好で池のまわりを走っていた。だから「鴨川ホルモー」に出てくる京大の雰囲気には全く違和感が無い。
 私は概ね背広に黒い鞄で通学した。マトモ過ぎるので大学職員に間違われた。
 
(余談3)作中で主人公は芦名星氏の鼻に惹かれるが、私は栗山千明氏の鼻が素敵だ。
 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆ 良
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆☆ 名作

 
【受賞】沖縄国際映画祭長編映画部門大賞『ゴールデンシーサー賞』(2009)
 
晴雨堂関連作品案内
映画「鴨川ホルモー」オリジナル・サウンドトラック
 
晴雨堂関連書籍案内
鴨川ホルモー (角川文庫) 万城目学
 

 

 
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