FC2ブログ

ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「舞妓 Haaaan!!!」 おバカになって愉快になろう 

舞妓 Haaaan!!!」 
おバカになって京都を楽しもう。

 
 

【原題】
【公開年】2007年  【制作国】日本  【時間】120分  【監督】水田伸生
【原作】
【音楽】岩代太郎
【脚本】宮藤官九郎
【出演】阿部サダヲ(鬼塚公彦)  堤真一(内藤貴一郎)  柴咲コウ(大沢富士子(駒富士))  小出早織(駒子)  京野ことみ(小梅)  酒井若菜(豆福)  キムラ緑子(良江)  大倉孝二(大下)  生瀬勝久(先崎部長)  山田孝之(修学旅行生)  須賀健太(カメラ小僧)  Mr.オクレ(老社員)  日村勇紀(カメラ小僧)  北村一輝(医師)  植木等(斉藤老人)  木場勝己(玄太)  真矢みき(こまつ)  吉行和子(さつき)  伊東四朗(鈴木大海)
    
【成分】笑える 楽しい 切ない かわいい コミカル 舞妓 京都 喜劇
  
【特徴】舞妓はんしか愛せない舞妓オタク青年と、その彼女が京都まで追いかけて舞妓になるドタバタ喜劇。ともかく、おバカになって京都を楽しむべし。
 お茶屋の客で名士の老人としてチョイ出演している植木等氏にとって遺作となった。
  
【効能】伝統と舞妓の街、京都の魅力が堪能できる。京都や舞妓に興味を持つキッカケになる。
 
【副作用】やたらテンションの高いおバカ映画に引いてしまう。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。  
医師役でチョイ出演の北村一輝氏、
グッドジョブ!

 


 
 鬼塚公彦ほどではないが、私も京都と舞妓はんが好きだ。
 むかし年末の某会を京都丸太町辺りで行ったとき私は羽織袴姿で出席した。三条の京都駅で降り、のんびりと洛中を散歩しながら会場へ行くと、舞妓さんの姿をした美女を見かけた。(余談1)そんなとき思ったものである。この格好なら彼女の隣で歩くと似合うだろうな、お茶屋遊びなどとは縁のない一介の労働者だが、この姿だけなら舞妓はんとつりあいがとれる、雪がちらつく中を和傘で相合傘やりたいなぁ、と。それ以外にもあれこれ様々な妄想を抱きながら京を闊歩した。
 
 ドタバタのラブコメなので物語の雰囲気はかなりデフォルメしてテンションの高いものになっている。最初から阿部サダヲ氏主演を想定した脚本なのだろう。共演の堤真一氏・柴咲コウ氏・小出早織氏・吉行和子氏・真矢みき氏たちとの調和もよくとれている。漫画に例えると主人公は3頭身か4頭身のギャグ漫画キャラで、周りは8頭身の青年漫画ヒーローや少女漫画ヒロインのようなキャラたちなのに、違和感無く楽しそうに収まっていた。(余談2)
 ひょうきんな医師役でチョイ出演の北村一輝氏は存在自体が怪奇ギャグだ。劇場公開時はマメに仕事してるなぁ、という程度の印象だったが、いま(2009年)観ると大河ドラマ「天地人」で上杉景勝を渋く演じている姿を思い出してしまうので笑いの味も倍増する。
 
 鬼塚と駒富士を見ていると、1つの目的のために一途に打ち込めるエネルギーが羨ましく思える。
 
(余談1)紋付袴の礼服ではない、紋のない羽織の外出着だ。
 まだ陽が高い時間帯なので、舞妓さんのコスプレをした観光客の可能性がある。
 
(余談2)小出早織氏の舞妓姿は可愛いが、柴咲コウ氏は似合っていないように見えた。カメラアングルによっては、かなり不細工に見える。
 柴咲コウ氏は彫りの深い奥目で吊りあがっているので違和感を抱く。彼女は「和服」よりも奈良時代のエキゾチックな女官装束のほうが映えると思う。額田王や女王卑弥呼などの役を彼女がやると面白いかもしれない。
 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆ 良
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆ 佳作

 
晴雨堂関連作品案内
舞妓Haaaan!!! オリジナル・サウンドトラック
GET THE 舞妓Haaaan!!! RIDE!!! [DVD]
 
晴雨堂関連書籍案内
舞妓Haaaan!!! 宮藤官九郎
しゃべりたおし!!!どす。 舞妓Haaaan!!! オフィシャル裏本 (ぴあMOOK)


 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト



確か、亡き植木等御大の、最後の姿だったかと思います。
素晴らしいエンターティナーでしたね。
阿部サダも、がんばってましたが、ちょっとやりすぎの感もありましたかね。
クドカン、ガイドブックだけで書いた脚本だとか。
今、公開中の「なくもんか!」の方が、完成度、高いように思えます。
[ 2009/12/10 11:51 ] [ 編集 ]
sakurai氏へ

> 確か、亡き植木等御大の、最後の姿だったかと思います。
> 素晴らしいエンターティナーでしたね。

 あの時はすでに呼吸補助機をつけて生活している状態でしたから、けっこう苦しかったかと思います。千鳥足も半分演技ではなかったかもしれません。最期まで飄々とした演技、私も内実は深刻でもあくまで飄々としたスタイルを全うしたいものです。

> 阿部サダも、がんばってましたが、ちょっとやりすぎの感もありましたかね。
> クドカン、ガイドブックだけで書いた脚本だとか。
> 今、公開中の「なくもんか!」の方が、完成度、高いように思えます。
 
 でしょうね。私は関西の人間ですので、それは感じました。でもリズムは良かったと思います。
 「なくもんか!」は私も期待しています。
[ 2009/12/10 15:11 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://seiudomichael.blog103.fc2.com/tb.php/998-af6d5461

□作品オフィシャルサイト 『舞妓Haaaan!!!』□監督 水田伸生 □脚本 宮藤官九郎 □キャスト 阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、吉行和子、小出早織、伊東四朗、生瀬勝久、北村一輝、真矢ミキ、植木等、■鑑賞日 6月24日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満...
[2009/12/09 08:39] 京の昼寝~♪
節度を保って遊びましょう。
[2009/12/10 10:06] Akira's VOICE
----また、変なタイトルの映画だニャあ。 どんなお話ニャのか、まったく想像がつかないけど…。 「うん。これはね。 役者でもある家積光の原作を映画化したもの。 毎日がパットしないサラリーマン・小森。 ある日彼は、 通勤電車で痴漢の冤罪をなすり付ける常習犯の女に出...
[2009/12/10 10:24] ラムの大通り
チケットを頂いたので、 行ってきました。 おもしろかったです!! 劇場内はゲラゲラ笑いより クスクス笑いが多い気がしました。 話の進行もテンポよく、 眠さとは無縁でした。 京都には観光記念に舞妓さんの 貸衣装を着た旅行者が歩いていて、 その人を本物だと思っ?...
[2009/12/10 10:40] 花ごよみ
私の場合、クドカン絡みの作品とは何故か微妙な相性なんですよね。だから「木更津キャッツアイ」とか観に行ってないし。でもこの映画、主演が阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウと好きな3人だったし、舞妓さんという業界モノの私好みなのでこれはイケるんじゃないかなとちょっ...
[2009/12/10 10:47] カノンな日々
舞妓Haaaan!!! 憑神 松が根乱射事件
[2009/12/10 11:45] 迷宮映画館
 『京都は日本の宝どす。』  コチラの「舞妓Haaaan!!!」は、6/16公開になった人気脚本家の宮藤官九郎が"舞妓"の独特な世界を描いたオリジナル脚本によるスピーディでハイテンションなコメディなのですが、観て来ちゃいましたぁ~♪先週「パイレーツ・オブ・カリビアン ...
[2009/12/10 13:47] ☆彡映画鑑賞日記☆彡
カップ麺製造会社に勤める鬼塚公彦は学生時代の修学旅行で舞妓さんに一目惚れして以来、舞妓と野球拳をする事を夢見ていた。ある時、京都支社に異動が決まった鬼塚は、恋人の富士子と別れ一人京都へ引っ越すが、お座敷遊びの前には大きな壁が立ち塞がっていた。一方富士子...
[2009/12/10 21:40] 5125年映画の旅
GET THE 舞妓Haaaan!!! RIDE!!! [DVD]バカバカしさ全開のコメディは、クドカンの脚本だけあり情報量過多で、コロコロと展開が変わるドタバタ騒動劇。無責任な情熱で勝負する熱狂的な舞妓ファンの青年に阿部サダヲ。美人の柴咲コウが、舞妓姿がまったく似合わないので驚い?...
(2007/A110/S57)←今年通算110本目の鑑賞。 今週公開作は、週刊誌で★印が多かった「ゾディアック」も注目だけど・・・ 予告編見て、こりゃ面白そーーーーっ・・・て感じてたので、この作品を最初に。 この作品が初主演作の阿部サダヲとか・・・ 脚本が、宮藤官九?...
鬼塚公彦の夢は舞妓はんとの野球拳   7月9日、東宝公楽にて鑑賞。熱烈な舞妓ファン鬼塚公彦を阿部サダヲが演じる。脚本は工藤官九郎、今回は「一見さん、お断り」という神秘のベールに包まれた《舞妓の世界》を描く   主演は3人の超豪華メンバーだ &nbs...
[2009/12/11 00:31] 銅版画制作の日々
何も考えずお気楽に楽しめるコメディです。とにかく阿部サダヲのハイテンションぶりが凄い!
[2009/12/12 00:24] 夫婦でシネマ
阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本の、面白そうな香りがプンプンするハイテンションおバカコメディー『舞妓 Haaaan!!!』を楽しみに観てきました。 ★★★★★ おバカコメディーの枠で観るなら、★4.5個も当たり前な面白さ。 真面目に観るとキツそうだけど、俺はずっと笑い?...
[2009/12/13 18:24] そーれりぽーと
舞妓Haaaan!!! 監督:水田伸生 出演:阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、小出早織、京野ことみ、酒井若菜、伊東四朗、真矢みき、山田孝之... 「京...
[2009/12/13 21:34] ひめの映画おぼえがき
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
143位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
72位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク