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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

映画ブログ「男の魂に火をつけろ!」の企画「お酒映画ベストテン」に乗ってみるか。 晴雨堂の晴耕雨読な日常[二六九] 

晴雨堂の「お酒映画ベストテン」

【雑感】映画ブログ友達のしろくろShow氏が運営している映画ブログ「You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて」の記事で面白い企画を目にした。彼の知人ワッシュ氏が運営する「男の魂に火をつけろ!」の「お酒映画ベストテン」である。

 ベストテンの趣旨は単純明快のようだ。とにかく、酒が目に焼き付いてしまった映画を選ぶだけ。酒好きの私は迷わず参加する事にした。以下、晴雨堂イチオシを紹介しよう。


晴雨堂の「お酒映画ベストテン」

1位 「Uボート」 ウォルフガング・ペーターゼン監督 
 西ドイツ。1981年公開。
 冒頭からいきなり酔っ払いが登場し、艦長や従軍記者の主人公に狼藉をはたらく。次のシーンも士官クラブでのドンちゃん騒ぎ。出撃前夜の酒宴なのでみんな死の恐怖とストレスから逃れるため大酒を喰らい泥酔酩酊。
 物語の終わり近く、激戦地を辛くも突破したUボートはお祝いにビールが配給され乗組員が歌を唄いながら乾杯する場面がある。ビール瓶にはハッキリとドイツ北部の大都市ブレーメンを代表するビール「ベックス」のラベルが視認できる。
 拙著blog記事「「Uボート」 ビールのある光景〔1〕

2位 「ロート・オブ・ザ・リング 王の帰還」 ピーター・ジャクソン監督 
 ニュージーランド。2003年公開。
 原作者トールキンのルーツはドイツのザクセン州、それが背景かどうかは定かではないが、作中にはビールがけっこう登場する。主人公フロドの旅に同道する事になった親戚のピピンやメリーが陶器製のビールジョッキを片手に故郷の「濃いビール」を懐かしむ歌を唄いながら踊る場面がある。
 物語の終盤、過酷な冒険旅行から平和なホビット荘に生還したフロドたちは村のパブに入る。フロドがみんなの分のジョッキをテーブルに運びしみじみと乾杯、旅の終わりを噛み締めるように無言でビールを飲む。本作には名場面が多々あるが、私はこの旅の終わりのパブの場面が一番好きだ。

3位 「OK牧場の決斗」 ジョン・スタージェス監督 
 アメリカ。1957年公開。
 小学生時代の私が蒸留酒に興味を持つことになった作品でもある。
 カーク・ダグラス氏扮するドク・ホリディが町のパブのカウンターで咳き込みながらショットグラスでウヰスキーをあおる場面がある。子供心に健康を害し咳き込みながらも飲もうとする酒はまことに美味いのだろうか?と興味を持った。
 高校生になって身内から高級スコッチを勧められてその美味さに感激した覚えがある。(30年以上昔の話なので未成年飲酒は時効だ)因みに現在の好みのスコッチはラフロイグ。
 拙著blog→「「OK牧場の決斗」 ストレス解消活劇〔58〕

4位 「殺人狂時代」 チャールズ・チャップリン監督 
 アメリカ。1947年公開。 
 チャップリン監督主演の名作。チャップリンが愛すべき山高帽の浮浪者から卒業して連続殺人犯を演じる。反体制映画としても名高い。
 ラスト場面、処刑を前に主人公は末期の酒を勧められる。断りかけるが、まだ飲んだ事が無いラム酒だったのでショットグラスで美味しそうに飲む。このシーンでラム酒にハマりかけた事がある。

5位 「まあだだよ」 黒澤明監督 
 日本。1993年公開。
 黒澤明監督の遺作として知られている。
 第二次世界大戦敗戦直後、主人公の元大学教員がかつての教え子たちが催すパーティーに招かれ特大ジョッキでビールを一気飲みする場面がある。GHQの憲兵が治安維持のため町を巡回している街中で会場を借り切っての宴会、全員がなみなみと注がれたビールジョッキ片手に主人公の健康長寿を祝う事から、大奮発の宴席である事が解る。

6位 「バルトの楽園」 出目昌伸監督 
 日本。2006年公開。
 第一次世界大戦時、日本軍の捕虜となったドイツ兵たちは当初劣悪な収容所で虐待されるが、主人公松江豊寿中佐が所長を務める徳島の捕虜収容所に移され、そこでの待遇の良さに戸惑う場面がある。
 収容所内の酒保(売店・娯楽室)で催される歓迎パーティーで陶器製の500㏄のジョッキで麒麟ビールを飲みながら、「こんな事していいのか」と嬉しさと困惑の入り混じった顔で先に収容された戦友に尋ねる。天井には麒麟ビールの提灯で飾り付けられ、ドイツの音楽が流れる。
 当時のキリンビールはドイツ式の味だったと思う。
 拙著blog記事「「バルトの楽園」 ビールのある風景〔2〕

7位 「BUNRAKU」 ガイ・モシェ監督
 アメリカ。2010年公開。
 GACKTが時代錯誤的素浪人風体の侍役で出演、ハリウッド進出作品として有名。
 年始恒例の特番「芸能人格付けチェック」で連続正解を続けるGACKT氏、特に音感と味覚に超人的な能力を発揮し、ワインの銘柄だけでなく醸造時期や出来不出来まで当ててしまう。
 そんなGACKT氏が作中ではバーテンダーにボラれてしまう。カウンターに座るなり「なんでもいい。ウヰスキー」と注文、バーテンダーは注文を聞きなおそうとするがGACKT氏は声を荒げて「なんでもいい」と言い張るのでバーテンダーは言われた通り店で一番高いウヰスキーを出す。支払いの時にあまりの高額に驚くGACKT氏にバーテンダーは「だって、なんでもいいと言ったろ」
 食通GACKTを思うと誠にドジで笑ってしまう場面である。

8位 「インビクタス/負けざる者たち」 クリント・イーストウッド監督 
 アメリカ。2009年公開。
 マンデラ役のモーガン・フリーマン氏とともに主役を張ったマット・デイモン氏は南アのプロラグビーチームの主将を演じる。成績不振のチームに選手たちの士気はがた落ち。更衣室で缶ビールを開けやけくその乾杯で一口飲み、まだ中身がたくさん残っているビール缶をドアに投げつける。
 主将の親はけっこうお洒落なビアグラスでビールを注いでTVを観ていた。調べてみると南アはアフリカ諸国の中で随一のビール消費国らしい。

9位 「7月4日に生まれて」 オリバー・ストーン監督 
 アメリカ。1989年。
 トム・クルーズ氏主演の映画で酒が登場する作品と言えば「カクテル」を連想する人が圧倒的だろうが、私は「7月4日に生まれて」である。
 と言った事を友人に話したら「何を社会はぶって」とか「賢こぶって」と冷やかされるが、単純にカクテルはあまり好きではなかったのと、蒸留酒が好きという事もあって、その基準から自然に「7月4日・・」になってしまった。
 主人公がベトナム戦争で負傷し、復員したら反戦運動のあおりから市民の冷たい視線に晒される毎日、国のために戦い半身不随の身体になったのに報われない仕打ちに荒んで自暴自棄となりメキシコで酒浸りの生活になる。
 その場面で主人公の戦友が蟲入りのテキーラを飲み干し、漬け込まれた蟲を笑いながらガシガシ噛む場面がある。

10位 「ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」 エドガー・ライト監督 
 イギリス。2007年公開。
 主人公の相棒がとにかく飲み助。昼間からビールばかり飲んでいる。。

 以上、酒が強く印象に残った映画10作をあげた。私はビール党なのでビールが印象深く登場する作品に集中した。


 
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今日で52歳か。あまり嬉しくないなぁ。取り敢えず52年生きれた事は感謝しているが、生理機能の衰えは嫌だなぁ。 

鋭意執筆中!

明けましておめでとうございます。恒例の「晴雨堂の20○○年公開映画」10選がやってきました。今年は井口監督の「ゴーストスクワット」だけは観に行きたい。 

皆さん、明けましておめでとうございます。 
今年も一年、生き残りましょう。


 残念ながら 昨年も映画館で観た作品は僅か二作。
 年末年始は毎回、旧年1年間の公開映画を振り返る行事を続けてきたが、ここ数年はそれが成り立たない事態にある。

 「日本で2017年に劇場初公開された新作」という条件に絞って晴雨堂が独断と偏見で優秀作品を1作ぐらいは選ぼうと考えた。
 具体的な評価基準は、劇場で1800円支払って鑑賞してなおかつDVDが発売されたら購入して本棚のコレクションに加えたい映画である。

 で、映画館へ行く機会がめっきり減った上に心に残る映画も思い浮かばない。リメイクやらシリーズものやら、たしかにそれなりに面白いかもしれないが、思い出に残る事はたぶん無い。季節が過ぎれば、数多くある映画の一つとして記憶の沼の底へ沈むことになる。

 旧年観たのは「ダンケルク」と「ワンダーウーマン」の二作。

 「ダンケルク」はそれなりに記憶に残る映画だと思う。「ワンダーウーマン」は主演女優の美しい肉体しか記憶に残っていない。ああ、それからラテン系の女性とロシア系の女性が愛し合う百合映画「ローマ、愛の部屋」でラテン系女性のレズビアン役のエレナ・アナヤ氏が「ワンダーウーマン」でマッドサイエンティストを演じていた。

 映画館初上映という条件を解いて地上波初放映も入れても、「シンゴジラ」で防衛大臣を演じた余貴美子氏の「総理、撃ちますか?…総理!!」という場面にしびれ、そればっかりリピートして観ているぐらいか。

 もはや映画レビュアーとして失格ではないか? なんて御批判もあろうかと思う。しかしレビューは映画を鑑賞する人全員分け隔てなく持っている資格と権利である。これは民主主義社会の鉄の掟である。

 それと、当ブログ「ミカエル晴雨堂の作法」でも謳っているように、私はAVも含め分け隔てなく「映画」として扱う人間なのだ。AVならよく観ているが、残念ながらFC2の規約で当ブログでは世間でAVと呼ばれている低予算映画はレビューアップできないのである。


 それでは改めて、またこの一年も生き残りましょうぞ!


 
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第2307回「もし1か月休みが取れたら何をしますか?」 晴雨堂は資格習得のために学校へ通いたい。 

こんにちは!トラックバックテーマ担当の三浦です今日のテーマは「もし1か月休みが取れたら何をしますか?」ですもうすぐお盆ということで、少しお休みを取られる方も多いと思います学生の方はもうとっくに夏休みですね主婦の方は夏休みのほうが家族が一日中家にいて忙しいかもさて皆さん、1か月お休みがあったら、何をされたいですか?三浦は定番ですが旅行がしたいです半月は海外のリゾートで 半月は日本の避暑地でのんびりと...
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【雑感】そういえば、正味一ヵ月の休みというのは小学校四年生の頃までで、五年生の頃は泳げない私に教師が放課後の水泳教練(余談1)に参加するよう命じられたし、六年生の頃は自分の意志ではあったが同じく水泳教練に参加した。
 「仕事」ではないが、「修行」や「修練」のようなもので、とても心と体を休めるという意味での「休日」ではない。

 中学高校も水泳部に参加して練習三昧だった。大学ではチャリンコにまたがって旅に出かけた。優雅に無為に過ごす「休日」のイメージではない。

 休みではないが、長期の暇を体験した事はある。失業だ。長い時で1年近く仕事に就かなかった時期があった。若い頃は「信長の野望」や「三国志」などの歴史シミュレーションゲームにはまり、珈琲とチキンラーメンを啜りながら三日三晩ゲーム三昧になった。今でいう「ニート」「パラサイト」「引き籠り」そのものの状態だった。
 私のこれまでの日常は、どちからといえば長時間労働している事の方が多いので、仕事が無くなってしまうとたちまち生活のリズムが狂って慢性的な胃腸不良に陥った。

 そういった経緯から、私は長期の休みは苦手だ。三連休までは良いのだが一週間以上続くと不安感が襲ってくる。命を吸い取られていくような恐怖を感じる。なにかしていないと心の平安が得られない。

 という訳で、一ヵ月も休みを獲れるのであれば、資格習得のための学校に通いたい。取り敢えず、フォークリフト・小型特殊は獲っておきたい。
 それから一人で無為に過ごせる時間を一か月の中から三日だけほしい。一室に三日三晩閉じこもって名匠の大作から場末のポルノまで晩映画三昧といきたいものだ。

(余談1)この小学校は大阪府下でも水泳が盛んだった地域の中で特に力を入れていた学校だった。泳げない児童がいること自体が教師から見ればとんでもない事だったらしい。毎年扇町プールの大会に参加して好成績を収めた。
 経緯はよく判らないが小学校が運営しているクラブ活動のはずなのに「〇〇公民館チーム」を名乗っていた。法律の問題があったかもしれない。夏休みの午前中は学校の課外授業としての水泳に参加し、午後からは「〇〇公民館チーム」の水泳に参加した。
 内容は完全に異なっていて、課外授業としての水泳は泳法マスターのための優しい内容に対し、午後は競泳のための修練だった。私は毎日2回水泳訓練に参加していた。

 この小学校は地域でも有名な水泳王国だったが、私が卒業してから保護者から異議と反対が湧きおこって「〇〇公民館チーム」は解散し大会での成績も急落したようだ。
 私個人にとっては少し残念に気持ちである。五年生の夏までは泳げなかったのが夏の終わりには1000m泳げるようになり、六年生では選手として登録され大会に出場できるまでになったし、健康優良児候補を学級で選出するとき級友の一人が私を候補に挙げてくれたりもした。
 また私の「努力」を評価してくれて通信簿の体育ではAをいただいたし、学校が設定した水泳技量の等級で制限タイムに0.2秒及ばなかったが特例として「特級C」をいただいた。軍隊の階級章の様に等級を示すモールを水泳帽に縫い付けるのだが、数少ない特級選手になれて誇らしくないわけがない。
 たぶん、私にとっては人生初の達成感や成功体験だったかもしれない。何故ならそれ以前は肺炎と喘息と腎炎に苦しめられた虚弱体質から解放されたからだ。


 
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第2301回「腕時計を身に着けていますか?」 晴雨堂は30歳頃で腕時計から卒業した。 

こんにちは!トラックバックテーマ担当の三浦です今日のテーマは「腕時計を身に着けていますか?」です近頃は、携帯電話があるから腕時計をしない、という方も多いと思います三浦はパッと時間を見るときに、携帯より腕時計のほうが見やすいので身に着けています時計を集めることがお好きな方もいらっしゃるかと思います何かの記念に買った、買ってもらった、ということもあるかと思いますみなさんの腕時計エピソードを聞かせてくだ...
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【雑感】腕時計を身に着けていた時期は小学校六年生から大学二回生までの僅か十年弱。

 父親から貰った自動巻きの腕時計を使うようになったのが小学校六年生の時。この時計はなかなか堅牢性があって、うっかり付けたまま風呂に入っても故障しなかった。なのでサイクリングなどのアウトドアには常に携帯していた。
 ただし時間は現代の電波時計に比べれば非常にアバウト、一日に二十秒は狂う。なので一週間に一回は時報を聞きながら時刻合わせをした。
 この時計は今でも机の引き出しにあり、今でも普通に動く。

 高校へ進学する直前に中学卒業のお祝いにと新しい腕時計をくれた。これは自動巻きではなく電池式で、時刻はほぼ正確だった。文字盤がコバルトブルーに白いローマ数字が浮き上がる。色の中では濃紺や青が好きだったし、ギリシアローマ時代のファンなのでデザインは気に入っていた。
 高校一年生から大学二回生までは愛用していたのだが、次第に懐中時計を用いるようになった。

 二十歳になるにあたって背広を新調してもらったのだが、ベストの腰のあたりにある小さなポケットが気になって仕方がなかった。小銭入れやハンカチを入れるには小さすぎる、何のためのポケットなんだろう?と。
 その当時、NHKでジェレミー・ブレッド主演「シャーロック・ホームズの冒険」が放送を開始し、出演者たちの扮装みて「ああ、懐中時計を入れるポケットだったのか」と納得し懐中時計を購入した。ベストのポケットを本来の目的のために活用したかったのだ。

 一度、懐中時計を使うようになると、手首にストレスが無くなったことに気が付いた。腕時計を長く使っていると、夏場などは汗と金属が反応してかぶれる時があるし、バンドも定期的に洗う必要が出てくる。懐中時計にはその手間がいらない。
 時刻を観るのが面倒という人もいるが、現実に携帯電話の普及で腕時計をしない人が増えているそうではないか。携帯電話で時刻を確認する動作と懐中時計を見る動作に大差はない。

 そして懐中時計も携帯電話の導入とともに背広や和服を着る以外は用いなくなった。

 今や携帯電話やタブレットなどで時間を確認できるので、腕時計をする必要が無くなってしまった。一種の装飾品としての価値はあるかもしれないが、それは懐中時計を背広や紋付き袴に用いる時だけに限られる。


 
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第2252回「春にしてみたい事は?」 晴雨堂は家族や友人知人らとプライベート桜の園で賑やかに花見をしたい。 

こんにちは!トラックバックテーマ担当の梅宮です今日のテーマは「春にしてみたい事は」です月になりましたね春ですねー暖かい日が多くなり気分もウキウキして何か楽しい事がしたくなりますね梅宮は苺が好きなので最近は苺の種類がたくさんありますし今年こそは食べ比べをしてみたいと思いますみなさんが春にしてみたい事は何ですかたくさんの回答、お待ちしておりますトラックバックテーマで使っている絵文字はFC2アイコン (...
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【雑感】気心の知れた家族や友人知人ら十数名で満開の桜の下での大宴会をやりたい。

 しかし残念ながら昔と違って友達付き合いは頻繁ではなく、親戚縁者の交流も大昔ほど盛んではない。所帯をもってからは連れ合いと二人だけの花見が十年ほど続き、息子を授かってからは家族三人の花見を行うようになったが、近所の手作りパンやからサンドウィッチなどを購入して満開の桜の木の下で食べるくらいか。

 今年は学校が入学式を催す時期に満開となり、この今日明日は絶好の花見日和なのだが、残念な事に天気が些か良くない。一昨日から小雨が降ってはやみ降ってしやみの繰り返しだ。
 よって、自宅のベランダから見える満開の桜の大木を愛でながら酒を少々いただくことにした。

桜を肴に酒。

 ベランダから見事な桜の大木が花を咲かせているので、まるで雲海のように見えなくもない。なかなかの迫力なので無理に花見スポットの公園に出かけなくても家でのんびり熱燗を飲みながら桜の海を見下ろすのも一興だ。
 ビールやウヰスキーも良いが、染井吉野は日本酒が一番合う。

ベランダに迫る桜。

 私は中層五階建ての団地の最上階に住んでいるのだが、花開いた枝がベランダのすぐ下まで迫っている。写真では判り辛いが右下に映る金属のパイプのようなものはベランダの欄干、緑色の苔のようなものはベランダの縁のセメントに生えている。
 普段は桜を下から見上げる事が多いのだが、自宅からは見下ろす構図だ。写真を撮っている時は「美しい」と感動しながらシャッターを切るのだが、こうして出来上がった写真を見ると桜の花というよりは子供の頃に見たホラー映画の巨大怪物の口腔に見えてしまう。
 やはり桜は見下ろすよりは見上げたほうが良いのかな?

司牡丹

 今日飲んだ酒は故郷の有名ブランド司牡丹である。以前は高知の酒といえばこれが定番だったように思うが、今はすっかり土佐鶴に圧されてしまったかのように見える。
 因みに高知には人口が堺市よりも少ないのに醸造所が二十数カ所あり、まさに各市町村に一件造り酒屋があるような勘定だ。地元でしか流通していない酒も多い。一般に辛口の酒が好まれる。

晴雨堂関連作品案内
Kirschblen - Hanami ドーリス・デリエ監督 2008年
 日本を舞台にしたドイツ映画。小津安二郎「東京物語」から着想を得て企画制作されたといわれている。妻に先立たれたドイツ人紳士が妻の憧れの国日本を訪れる事から物語が発展。
 満開の桜の下で踊る日本人少女と主人公の老紳士の出会いが印象的。

櫻の園【HDリマスター版】 [DVD] 中原俊監督 1990年
 女子高演劇部を舞台にした物語。晴雨堂は出演女優のつみきみほ氏が目当てで写真集やビデオソフトを購入。
 作中で使用された高校の制服は映画のためにデザイン・制作された。


 
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春の東京へ行ってきた(1) 定番のスカイツリーと東京タワー 晴雨堂の晴耕雨読な日常[二六三] 

春の東京へ行ってきた。

春のスカイツリー。
春のスカイツリー
さすが天下のスカイツリー、観光客でごった返していた。


【雑感】休みを利用して春の東京へ行ってきた。

 5歳児の息子はすっかり鉄道にハマってしまって、新幹線をはじめ日本の主要電車の形式を概ね暗記するほどまでになった。これまで新幹線以外の関西の鉄道は乗ってきた。その息子の念願である新幹線に乗るために東京旅行を企画したのである。
 チケットと宿の手配は連れ合いが全て行った。当初の予定では、ジブリアニメのファンである息子のために三鷹の森ジブリ美術館見学を考えたが、残念な事に学校が春休みのため予約がいっぱいで確保できなかった。以前に映画レビュー友のお鈴氏らの良き評判を聞いていたので私自身も行ってみたかったのだが残念である。

新幹線の到着を待つ息子。
新幹線を待つ息子と連れ合い。息子は喜ぶと両手をわなわなと震わす。

 とにかく息子は「新幹線!新幹線!」と騒ぐ。乗り込んでからも飽きずに車窓の景色を見続ける。東京についてからは、「はやぶさ!こまち!」と叫ぶ。山手線の緑線の車両を見つけると「やまもと線!」と大声あげる。

 ジブリ美術館がダメとなると、東京観光は定番のスカイツリー東京タワーに切り替えざるを得ない。スカイツリーは確かに巨大な鉄塔だった。周辺は観光客でごった返し、エレベーターには長蛇の列、乗り込むのに相当時間を費やす。

スカイツリーから見た東京タワー。
スカイツリー展望台から見た東京タワー

 スカイツリーから東京タワーが見えるはずだが、私はなかなか気が付かなかった。もう少し高いイメージがあったからだ。連れ合いから指摘されるまで上記写真のタワーが東京タワーであるとは信じられなかった。高いビルに囲まれてしまって、なんだか普通の電波塔にしか見えない。しかもこの画角、明らかにスカイツリー展望台は東京タワーを見下ろしている。
 展望台にはお洒落なカフェがあって、そこで外の景色を眺めながら珈琲やビールなどを飲む事ができる。椅子や食器などは今風の洗練されたデザイン。夜になるとさぞかし迫力ある夜景が拝めるだろう。なにしろ東京23区は大阪市の5倍の人口を誇る巨大都市だから。

 都内のホテルで一泊した後、東京タワーに行った。私は既に中学2年生の時に東京タワーを経験しているが、連れ合いと息子は未体験だった。やはり「三丁目の夕日」の時代から今日に至るまで東京のシンボルであり、巨大タワーの座をスカイツリーに譲ってしまった以降も昭和の東京を代表し続ける。なので表敬訪問しなければなるまい。

春の東京タワー。
春の東京タワー。周辺の桜はほぼ満開だった。

 やはり晴天に映える赤い鉄骨と重力バランスを考慮した曲線美が美しい。しかし、30年以上前に登った印象とはずいぶん違って見えた。この四半世紀以上の時代の流れで周囲に高いビルが乱立し、大阪の大阪城や通天閣ほどではないにしても高い建造物に埋もれだして高さを感じなくなってしまった。なにしろ、前日はスカイツリーの展望台から東京タワーのてっぺんを見下ろしてしまったからだ。
 また、中学生の頃の印象は技術の粋を凝らした鉄塔らしく展望台の内装も今風に思えたのだが、スカイツリーのお洒落なカフェを体験した翌日の東京タワーは昭和まるだし。しかも珈琲は紙コップ、パフェはプラカップ。
 東京タワーも大阪の通天閣みたいになっていくのだろうか。しかし、それはそれで面白い。むしろとことん昭和を代表するスポットとして活躍してほしい。下手に今風にするよりは、敢えてペンキの剥がれた古いベンチやテーブルを使用して1950年代から1970年代をイメージして勝負してほしい。
 いや、いっそのこと開き直って「三丁目の夕日」の世界を前面に出してほしい。

晴雨堂関連作品案内
ALWAYS三丁目の夕日/続・三丁目の夕日/三丁目の夕日'64 三作品収納版(Blu-ray)


 
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